2020/09/11
もうひとつのムーミン谷
第9回「『生きたきのこ』の森」
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もうひとつのムーミン谷
~フィンランド暮らしの日々から~
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第9回「『生きたきのこ』の森」
9月の森は、湿った生きものの香りがします。
夏の賑やかさは消えて、静まり返っている森。
そこは、動物でもない、厳密に言うと植物でもない、きのこと言う不思議な存在で満ちています。
足元に目をやると、落ちて積もった松の葉の下や、秋には似合わないくらい鮮やかなグリーンのコケの間から、まあるい頭がぽこぽこと出ているのに気がつきます。
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◆高橋絵里香
1984年生まれ。北海道の中学を卒業後、単身でフィンランドに移り、2000年8月にロヴァニエミの高校に入学。4年間の留学を終え、2004年5月に同校を卒業。
現在はオウル大学にて、生物学を学んでいる。
著書には「青い光が見えたから」(講談社)、翻訳には「ムーミンキャラクター図鑑」(講談社)
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