2021/6/25
もうひとつのムーミン谷
第28回「空っぽの瞬間を分かち合う、夏至のかがり火」
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2015年から始まったエッセイを、再録いたします。
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もうひとつのムーミン谷
~フィンランド暮らしの日々から~
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第28回「空っぽの瞬間を分かち合う、夏至のかがり火」
毎年くり返し体験しても、どこで誰と一緒に過ごすかによってまったく違うものになる、年中行事の夏至祭。特に三年前の夏至は、ひときわ鮮やかに私の中に残っています。
「Tervetuloa(テルヴェトゥロア)!」
駅まで迎えに来てくれたミーナとトゥオマスが、ようこそと言ってハグしてくれました。二人とも大学で知り合った友達で、卒業後ケミンマーで働いていたミーナと、ケミンマー出身でたまに里帰りするトゥオマスが、今年の夏至はケミンマーで一緒に過ごそうよと声をかけてくれたのでした。
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◆高橋絵里香
1984年生まれ。北海道の中学を卒業後、単身でフィンランドに移り、2000年8月にロヴァニエミの高校に入学。4年間の留学を終え、2004年5月に同校を卒業。
現在はオウル大学にて、生物学を学んでいる。
著書には「青い光が見えたから」(講談社)、翻訳には「ムーミンキャラクター図鑑」(講談社)
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