2021/9/10
オリジナル商品『マット「ムーミン谷の11月」』ができました
前回までの振り返りから数か月経過し、製品が上がってまいりました!
ムーミン公式ファンクラブ久しぶりのオリジナル商品です。
名前はごくシンプルに『マット「ムーミン谷の11月」』です。
小説「ムーミン谷の十一月」より、スクルッタおじさんのためにひらいたパーティーでフィリフヨンカが出し物として披露した影絵『帰ってきた一家』。
この挿絵のシルエットがこのマットのモチーフになっています。
ホムサ・トフトは、ママのところばかり、一心に見つめていました。時間をたっぷりかけて、細かいところまでじっくりと、ながめました。黒い影に色がついていきいきと動いているようにさえ思えました。スナフキンのハーモニカは、あまりにも自然で、影絵がおわってから、やっとハーモニカを吹いていたのがわかったほどでした。
~小説[新版]「ムーミン谷の十一月」(講談社刊)より~
ムーミンシリーズ最後の小説となる「ムーミン谷の十一月」は、ムーミンやしきに集まった ミムラねえさん、フィリフヨンカ、スナフキンら6人の物語。ムーミン一家は登場しません。冒険的で、ワクワクとするような展開のお話に比べると全く違った雰囲気で好みの別れる一冊かもしれませんが、共同生活をはじめた彼らの個性的な部分には、読んでいる私たちも非常に共感できる部分があったりして……読んでいる自分も登場人物の一人なのではという不思議な感覚に陥ることがあります。
それは登場人物たちがそれぞれにさまざまなムーミンたちやムーミン谷への「思い」を持っているからかもしれません。
ムーミン公式ファンクラブの会員の皆さんもきっとそれぞれに、ムーミンたちやムーミン谷への「思い」を持っているのでは……?
そう考えて、今回は「ムーミン谷の十一月」のこの挿絵をモチーフに決め、
ムーミンたちに会いたい気持ち ・ ムーミン谷に行きたい気持ち
を共有できるような商品を目指して制作しました。
小説の中では影絵ですが、このマットのシルエットは光のようなクリーム色。
そしてその周りの濃い緑は上部に向かって多様な緑へと変化(グラデーション)しています。
この緑は、物語の中に出てくるホムサ・トフトが物語の中で歩いた森から、フィンランドの森の苔(モス)のグリーンをイメージしました。
フィンランドの森と苔
マットを敷いた場所は動かないけれど、「時間ごと」に、「季節ごと」に異なる光が入るたび少しずつ見え方が違って見える。繊細なグラデーションです。
生活の中でふとした瞬間、このマットが目に入るたび、ムーミンたちへの「思い」や小説のシーンがふわりと浮かんでくることでしょう。
次回はマット本体の「こだわり」をお伝えします。
(つづく)



